異物
2022.03.15 眞田正適の心書

住職の心書247.異物

あこや貝という貝をご存じでしょうか?

あこや貝は自分の体内に入った異物の痛みを和らげるために、異物を包む成分を何層も何層も重ねることによって皆が知っている「真珠」となります。
辛いこと困っている問題があるとどうにか解決しようと知恵を絞り、努力することによって問題解決の糸口を見出していく。
大切な事は起こってしまった出来事を逃げずに向き合っていくことによって知恵が生まれ、経験となり、人格が磨かれていくのであります。

「泣き悲しみことで利益になるなら賢者もそうするだろう」(スッタニパータ)

「辛い‥辛い‥」と愚痴だけを言っているだけではいつまで経っても体内に痛み(異物)は取れずに蓄積していく。

知心寺住職 眞田正適