執着心
2022.07.16 眞田正適の心書

住職の心書368.執着心 2/2

筏は川に浮かべてこそ役に立つのに陸地に担いで歩いて行くと言うのは何と言う愚かな男だろうと笑われるかもしれません。

しかし我々は自分にとって役立つ物だったり大切だったりするものは決して手離なしたくないと思い、そのもの本来の機能すら忘れてしまうものであります。

筏は渡るためにあるのであって、取っておくためにあるのではありません。

その時、その時代にとって必要なものは違います。

便利な物だといった勝手な執着心はかえって次に進む為の足枷にもなってしまいます。

知心寺住職 眞田正適