眞田正適の心書

住職の心書634.慢心

「あの会社は評価してくれない。」
「あの人は私を大切にしてくれない。」
「分かってくれない。」
と怒りを露わにされる方がおられます。
認めて欲しいといった気持ちも もちろん分かります。

しかし何故?そこまで怒ってしまうのでしょうか?

それは「慢心」

「怒りを捨てよ。慢心を除き去れ。」
(法句経)

「慢心」というプライドを隠し持つからこそ、そう評価してくれない現実に直面するたびに怒りが込み上げてきます。
これらの「慢心」とプライドに気づき、それをすんなり手放すからこそ、怒りの熱もなくなって熱った心も身体も冷静さを取り戻します。

「怒らないようにする理由は自分を卑下する訳ではなく自分を守る為であります。」

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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