見方
2023.10.04 眞田正適の心書

住職の心書779.見方 1

お釈迦様は
「今、私たちの生きているこの世界こそが仏の国だ」と説かれました。

その言葉を聞いていたお釈迦様の弟子は
「そうは言ってもこの世界は醜いもので満ちあふれております。」と反論しました。

お釈迦様は、「太陽や月は綺麗なのか?汚いなのか?には答えがない。それを汚いものとして認識してしまうのは、それを判断する自身の心が曇っているからだ」と説かれた。
 
耳を塞ぎたくなる事実を聞かされた時、受け入れたくない現実に直面した時、真摯に受け止めていくことは大切なことであります。
しかし、起こった出来事を「暗い」「明るい」と認識するのではなく、良し悪しを判断しない「今までが有り難かった」と日々の日常に感謝する事が曇った心を鮮明に現してくれる。

知心寺 住職 眞田正適