岡本真太郎の心書

雑草

心書 vol.1618

私が商売人から事業屋になりたいと思い
師匠の門を叩いてから20数年になる

今では本当に近い距離でお付き合いいただいているが
当時は師匠と呼べる距離感でもなく、直接話をする時間も限られた

しかし、この人の全てを吸収したいという思いから
一心不乱にメモを取り、指導されたことを粛々と実践した

徐々にその成果が出だした頃に
「アイツはコンサルに心酔している」
「あれは単なる(師匠の)真似事だ」
という外野の声も大きくなった

自分がこの道を進むのだと腹を括ったなら
周りの声など気にすることはない

己の進む道に生える雑草と思えば良いだろう

雑草が生えたなら、己の志を育てる修行だと捉え
一本、一本、丁寧に抜くが良い

手間を嫌い、除草剤を撒くような心ではいただけない、己の道をも汚すことになる

一本、一本、丁寧に粛々と抜くのが良い

やがてこの山道が、多くの人が歩む道となるのだから

岡本真太郎

岡本真太郎

江戸時代から続く大阪船場の商家の長男として昭和45年に生を受ける。 何不自由なく大学まで進み一般企業へ就職した90年代、ご多分に漏れず「バブルの崩壊」「阪神大震災」の影響を受け、家業が倒産の危機に。 立て直すべく家業を引き継ぎ、7年間不眠不休の毎日を送り5億の債務を完済。 完済後、目標を失い何をどうすれば良いかもがき苦しんでいた時、経営の師と出会い開眼。 師のもと経営者2,500名からなるグループの長を10年間勤めあげた。最年少の抜擢で悪戦苦闘の中、「成功する経営者と成功しない経営者」の違いを見分けられる様になる。 その成功の法則は、世にいう経営スキルやテクニックに因るものではなく、経営者の“心の持ち方”にあった。経営者の“心の持ち方”次第で、事業の成功だけでなく運気までもが操ることが可能になるのを身を以て知ったのである。 ここでいう成功の法則は、昔から変わることのない真の理(まことのことわり)が大きく影響していて、経営者のみならず全ての人が生きていく上で、戒めや道標となり幸せに生きる上での判断基準となるものであった。 2020年コロナ禍で日本中が苦しむ中、より多くの人にその成功の法則を伝える為に「知心会」を立ち上げる。

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