人間性
雑草
3月定例講・特別講を開催しました
「夫れ鰭を濫觴に挙ぐるものは、曾つて千里の鯤を見る由無し。翼を藩籬にはねうつものは、何ぞ能く九万の鵬を有るを知らん」(三教指帰)
「愚においては毒となり、智においては薬となる。かるがゆえによく迷い、またよく悟るという。」(声字実相義)訳)誤って使えば毒となり、正しく使えば薬になります。だから人は悩み迷ってしまい、だからこそ人は学
電車の中で傘が当たって近くでいていた方のズボンが濡れていた。それに気付いた方は濡れたズボンを見てイライラを募らせていた様子でありました。
昔、ある国の王様が敵国に捕われそうになった際に勇敢な家来に助けられた。早速家来を呼び、「助けてくれたお礼に望むことを言ってみよ、叶えてやる」と伝えると、
「未来になすべきことをしっかりと準備している人は、それをなすべき時が来ればそれをすることができる。」(ウダーナヴァルガ)
頭の中で頭を制御するのは意外にも難しく、やろうとすればやろうとするだけできない自分にイライラします。
仏教で説かれている「空」の教えでは、形あるものは全て実体がなく、様々な縁によって生じていると説かれております。
「あれを見て!」と指をさすと大概の方は指を見る事なく指をさした方を見ます。「月を指すを見て、指を観て月を観ざるがごとく、名字に計著する者は、我の真実を見ず。」(楞伽経)