人間性
雑草
3月定例講・特別講を開催しました
「私はこのことを説く」と言う執着が私にはない(スッタニパータ)お釈迦様は自分が教えを説くことについて全くの執着がないと言っておられます。
「同窓会いく?」「あの方のお葬式いく?」といった類の迷いはどちらでもいいようなことと体裁にこだわっているから生じてくるんだろうと思います。
「世間の人々は盲目である。少数の者が真理を理解する。鳥籠から逃れ出て空に生還する鳥が少ないように。」(法句経)網にかかった鳥は飛んで逃げようと条件反射で翼を広げて羽ばたかせます。
太陽の光が上空の雲に反射また下にある雲にも反射をすることによって辺り一面が光となってしまい、影がなくなると言う現象を「ホワイトアウト」いわれるそうです。
「焦れば焦るほど、上手くいっていない自分に苛立ちを感じるから一歩一歩と今を見ていく」
仏教には「三輪清浄」という言葉があります。施しをする時に、①施す人②施しを受ける人③施す物の三つの全てが清らかなことであり共に喜び合っていることであります。施す側が「出し過ぎたかな?」と思ってはいけず
「自分は優れていると考えてはいけない。また自分が劣っているとも考えてはならない。」(経集)