人間性
雑草
3月定例講・特別講を開催しました
「ビジネスに使える○○」等の歴史の本が人気作としてよく書店等で並んであります。それを見ていて逆ではないのかなと思います。否定をするつもりはありませんが、自分の価値観の幅を広げてくれるのが歴史書であった
「利益がなくても何故学ぶのか?」「見方が変わるから」「医王の目には途に触れて皆薬なり。解宝の人は鉱石を宝と見る」(般若心経秘鍵)
「古の人は学んで利を謀らずと、今の人は書を読んでただ名と財をなす。」(性霊集)訳)昔の人は道を学ぶときに損得を考えずに机に向かったが、今の人は本を読むときも地位とお金のことばかり考えている。
お釈迦様が弟子とともに一緒に歩いておられた時のことでした。お釈迦様は突然地面を指差してここはお寺を建てるにはふさわしい場所だ言われました。
天才画家と言われたダリは意外にも気弱で真面目な人だったと図書館で借りた「失敗図鑑」に書かれておりました。そんなダリは「天才を演じてきっていれば、天才になれる」といった言葉を残したそうです。
「どの方向に探して求めても自分より愛しいものはどこにも見出せない。」とお釈迦様は説かれました。
ありのままとは最初から何らかの価値判断を与えて見たりしないと言うことであります。ある方は熱い湯だと判断しても三十分後次の方は同じ液体に触れてるとぬるいお湯だと判断します。
昔、お釈迦様に対して悪口を言う男がおられました。お釈迦様は黙って聞いておられました。男の悪口が終わると、お釈迦様は静かに口を開き「あなたはよそに贈り物を持っていて相手の人がその贈り物を受け取らなかった