人間性
雑草
3月定例講・特別講を開催しました
「麟鳳をみざれども羽毛の族を絶つべからず」(秘蔵寶鑰)訳)麒麟や鳳凰を見れないからといって他の鳥や動物を殺してはいけない。
「大士の用心は同事これを貴ぶ」(高野雑筆集)訳)相手と同じ目線に合わせて、同じ立場になって考える事がいちばん貴いことである。「やってあげたのにありがとうの一言もない」
「一芸是れ立つ、五車通し難し」(性霊集)訳)本を車5台分くらい沢山書き上げたとしても、何の役にも立たない。一つの事に秀でた人材は、必ず重宝される。
「海は干上がれば海の底は見えるけど、人が亡くなっても心の底までは見えない。」
木の枝から枝へと騒がしく飛び回る猿のように頭の中が「あれもこれも」と次から次に浮かんで「今」に集中できない状態を「心猿」や「モンキーマインド」と呼びます。
「枝を攀ずる者は悉く柢を極むるに驕る。」 (性霊集)訳)木を登る人は木の根元の丈夫さを過信しがちである
転けてもまた立ち上がろうとする赤ちゃんを見ていて勇気をもらう。「失敗したらどうしよう?」「転けないかな?」
「よく誦しよく言うこと鸚鵡(おうむ)もよく為す。言って行わずんば何ぞ猩猩に異ならん」(秘蔵宝鑰)訳)どんなに素晴らしい教えも言うだけでは鸚鵡(おうむ)でもできる。口にしても実行しないならば猿と何ら変わ