人間性
雑草
3月定例講・特別講を開催しました
「物に定まれる性なし。人何ぞ常に悪ならん。縁に遭う時はすなわち庸愚も大道を庶幾う。」(秘蔵宝鑰)
子供を産んだ後、亡くなる母親は珍しくありませんでした。 少なくなったものの出産後、力尽きて亡くなる方は今でもおられます。「懸ける」とは、「託す」や「失う覚悟をして取り組む」といった意味であります。
「外道の前に於て自ら我、無上菩提の妙戒を具すと説くべからず」(秘密三昧耶仏戒儀)訳)仏教のことを理解してない人に対して、仏教の素晴らしさを説いてはならない。
仏壇を購入したら必ず仏像や掛け軸に眼を開かせる開眼を修法します。開眼作法を以て眼をパッと開かせるイメージをもたれる方も多いかと思いますが開眼はあくまでも切れ目を入れるだけの事。
「それ禿なる樹、定んで禿なるにあらず。春に遇うときはすなわち栄え華さく。増なれる氷、何ぞ必ずしも氷ならん。夏に入るときはすなわち解け注ぐ。 」(秘蔵宝鑰)訳)葉を全て落とし枯れたように見える木々であっ
「薬は病に随って無数なり。乗は器に逐うて無量なり。」(最勝王経開題)訳)薬は病気の種類によって無数に存在します。それと同様に私たちの性格に応じた教えは無限に存在します。
「私の事を大切にしてくれなかった。」「もっと優しくして欲しかった。」「認めて欲しかった。」と言われる方が多くおられます。
「因果応報」全ては行いによって返ってきた結果であります。悪い事を行いは直ぐに返ってこれば分かりやすいですが、いつ返ってくるのかが分からないからこそ厄介であります。