人間性
雑草
3月定例講・特別講を開催しました
「大廈は羣材の支持する所、元首は股肱の扶け保つ所なり。」(性霊集)訳)大きな家は沢山小さな部分が集合し、支え合ってはじめて家が建ちます。一国の政治も元首一人では成り立たず、信頼できる多くの臣下の助けを
「鈍き刀の骨を切る必ず砥の助けに由る。重き輅の軽く走る抑も亦油の縁なり。」(三教指帰)訳)鈍った刀で骨を切るには、必ず砥石の助けを借りなければならない。また重い車を軽く走らせるには油の力を借りなければ
泥棒も警官も走る方向は一緒 何が違う?走っている人の心構えが違う。逃げる車も追いかけるパトカーも方向は一緒 何が違う?
すぐに乞食はゴミ置き場に捨てられたネズミの死骸を見つけそれを拾って持ち帰り、早速ネズミの皮を剥ぎとり、日に干し縫い合わせて財布を作って街に売りに行きました。珍しく美しい財布はすぐに売れ、乞食は得たお金
昔、2人の仲の良いお金持ちがおりました。1人のお金持ちが病気で亡くなってしまい、残された1人の息子が全財産を相続して跡を継ぎましたが、仕事もしないで毎日遊び暮らしていましたので数年のうちに財産を失って
「仏法遥かに非ず。心中にして即ち近し。真如外に非ず。身を棄てていずくにか求めん。」(般若心経秘鍵) 訳)仏の教えは遥か遠くにあるものでは無く、とても近い心の中で
仏教では「恩」を大切にします。「恩」=原因を知る心今の自分があるのはどういった人達の支えや助けがあったからなのだろうか?を知る心が「恩」であります。
「文は是れ糟粕、文は是れ瓦礫なり。糟粕瓦礫をを受くれば純粋至実を失ふ。」(性霊集)訳)文とは残りカスや瓦礫のようなものでどんなに素晴らしい教えも、文章だけで理解しようとすればその本質を失ってしまう。