石や木切れが落ちていて、歩くのに危険である。どうすれば良いか?とお釈迦様は弟子たちに問いた。弟子たちは互いに話し合って、ある弟子が答えた。
「人間の歩く道を全て鹿の皮で覆うと良いと思います。」
ある弟子が
「全て鹿の皮で覆うことは出来ない。それよりも歩く人間の足を鹿の皮で覆ったほうがいい」と答えた。
険しく舗装されていない道を全て鹿の皮で覆うことは不可能でありますが自分自身の足を鹿の皮で覆って歩く事が出来る。
お釈迦様は何も道路舗装の話や靴の話をしておられるのではありません。
世の中の歩き方をお話をされております。
知心寺住職 眞田正適
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