好転
2022.04.20 眞田正適の心書

住職の心書283.好転

「衆生の解脱せざるは、ただ名利を貪るによる。己を他に従えんと欲はず、ただ他を己に従わへんと欲う。」

訳)あなたが苦しみから抜け出せないのは、ひたすら自分の立場や自分の徳を貪っているからであります。他者のために生きようとは考えず、ただ自分が得をするばかり考えるからである。
 
「個人」は単体であることはなく、全ては「関係性」で成り立っていると仏教では説かれております。
 自分の事ばかりではなく他者との繋がりの中に自分がいることが理解できた時には状態が好転していく。
「自分」とは「自」然から「分」けた存在だから。

知心寺住職 眞田正適