眞田正適の心書

住職の心書289.作務

調子が悪いなと思った時は調子が良い時と比べるからその悪さを理解できます。

掃除も毎日すると一日ぐらいサボったとしても実際分からない。

しかし続けていくことによって昨日その場所になかった死骸や植物の芽吹きといった微細な変化を感じとることによって近くにある「死」や「命」の尊さを肌で感じ取ることができます。

悪くなってから何が原因だったのか?事が起こってからどうしてなのか?

積み重なった状態では分かりにくくなってしまう。
だからこそ毎日少しでも「心」と向き合い続ける必要があります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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