動けず
2022.05.14 眞田正適の心書

住職の心書307.動けず

「若い時に財を得ることもなく、修行もしないのなら、魚のいない沼にたたずむ老いた白鷺のごとく痩せ衰えてしまう」(法句経)

若い鷺は餌場の沼や田んぼに餌となる魚がいないと分かれば他の餌場へと場所を移します。

しかし年老いてしまった鷺はもうそんな遠くへは飛ぶことはできません。

お魚もいないほとんど水が干からびかけた沼を上をただ時間が過ごしていくのを虚しく待っているしかないのです。

私たち飛べない状態になってしまって「もっと若い時に」と悔やんでももう遅いのです。
 
今後、今以上若くなること、若返る事はありません。

「現在が一番若いのです。」

だからこそ今、出来ることを精一杯努めていただきたいと思っております。

知心寺住職 眞田正適