眞田正適の心書

住職の心書525.老苦

逃げられない苦しみのニつに「老苦」があります。
年をとりたくないと、いくら足掻いても確実に年をとっていきますし、目が徐々に悪くなり、足が弱り、所々が痛くなってきます。
肉体上の若さや、身体的な能力は、老いと共にに失われてしまいます。

しかし「心」だけは心がけによって老いずに磨かれていきます。
肉体の若さや肌・健康も大事ですがもっとも大切なものは「心」であるのです。

「学ぶことの少ない人は、牛のように老いる。かれの肉は増えるが、彼の知慧は増えない。」
(法句経)

「老い」は避ける事はできませんが時間をかけて学んだ経験は老いる事はない。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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