傷
2023.03.01 眞田正適の心書

住職の心書587.傷

皆、心の底から傷つきたくないと思っております。
だからこそ弱い部分を見せたくないが故に虚勢を張り、自分を保とうとしていきます。
それも自分を守る為に必要な事かもしれません。
しかし、傷つかないと痛みを知る事もありませんし、傷つかないと人の優しさに触れることもありません。
傷つかなければ傷を治そうとする瘡蓋(かさぶた)の存在を知る事もありません。
 
傷つかなければ「喜び」を知る事もありません。

傷つく事は全てがダメな事じゃないのかもしれません。

知心寺 住職 眞田 正適