眞田正適の心書

住職の心書909.御賽銭

本日10日は
「商売繁盛、笹もってこい」のかけ声で有名な
十日戎(本えびす)の日。

以前に御賽銭をいくらしたら私の願いは叶いますか?と質問をいただいた事がありました。

私は
「多ければ多いほどいいでしょう」とお答えすると質問された方の納得出来ない表情が印象的でした。

 お供えした金額によって願いが叶うという訳ではありませんが、本気で向き合っている方に手を差し伸べようとするのは「神仏」も「人」も同じであります。

一万円を手放すぐらい強い想いや、身を削る姿勢等、そういった想いが周りにも影響し、応援が立ってやがて夢が現実に引き寄せてくれます。

置き換えて考えていただきたい事は‥。

「一円を差し出して願い事を叶えて下さいとお願いされる方」と「一万円を差し出して願い事を叶えて下さいとお願いされる方

比べた時にどちらの方が応援したいとあなたは思いますか?

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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